働いている人が年齢と共に給与アップできる時代は終わり、現代は長年働いても給与が変わらない人が大勢います。それどころか、職場の業績によって給与ダウンやボーナスカットされることも珍しくなくなりました。そのため、近年は本業で給与アップを目指すのではなく、副業をして収入を増やす人が急増しています。
大手人材派遣会社の調査によると、本業以外に何らかの仕事をしていると答えた人が約3割、実際に働いていないけれど副業をしたい、興味があると答えた人は約4割でした。つまり、本業で働いている人のうち約7割が、ダブルワークやトリプルワークを望んでいるということがわかったのです。
しかし、そうはいっても、本業の他に仕事をするのは心身が辛くなってしまう場合もあります。無理をして病気や鬱になった結果、本業に支障をきたしては本末転倒です。そうならないためには、副業の職種を本業とは逆の職種にするのがいいでしょう。例えば、本業で身体を酷使している人は座って頭を使う仕事、本業で頭を使っているのであれば身体を使う仕事といった具合です。そうすることで、身体の一部を酷使することがなくなるので疲れにくくなります。
加えて、トリプルワーク以上の人は副業に順位を付けるのも大切です。特に飲食業や小売店で働く人は人手が足りない繁忙期が被りやすく、そうした際にシフトを増やしてほしいといわれたら、勤務条件のいい職場を優先します。そうすることで、勤務条件のいい職場で長く働くことが可能です。